おいしいものを科学する。
先週の答えは、「降灰」ですね。正確には、大気現象記号というそうです。
全国の中学生に聞いたら、鹿児島だけやたらと正答率が高そうですね(笑)
改めまして、教育振興会の河野です。
突然ですが、皆さん石焼いもはお好きですか?
弊社の周辺にも時々石焼いも屋さんが販売に来ているんですが、
たいてい業務時間中なので、おなかの虫をなだめすかしながら心の中で見送っています。
そして先ほど…運よく業務終了後に石焼いも屋さんに遭遇したため、大人買いしてしまいました…
さて、折角なので、石焼いもが何故こんなにも甘くおいしくなるのかを理科的にご説明したいと思います。
サツマイモにはデンプンが多く含まれていて、消化酵素「アミラーゼ」がデンプンを麦芽糖(ブドウ糖が2つつながったもの)に分解していきます。(麦芽糖は、水あめの材料にも使われているのでとても甘い)
石焼いもが、電子レンジで加熱するよりも甘いのは、この「アミラーゼ」のはたらきが関係しています。
サツマイモに含まれる「アミラーゼ」は60℃~70℃で最も活発にはたらくのですが、電子レンジでは温度が高くなりすぎて、分解が進まないそうです。
なんと中学2年生までの知識で、石焼いもが甘くなる理由を説明することができるんです!!
皆さんも、身のまわりのものを科学的に考えてみませんか?