三寒四温
3月4日,5日で宮崎県の県立高校入試が,5日,6日で鹿児島県の公立高校入試が実施されました。
合格発表を控えて落ち着かない状況だとは思いますが,
受験生の皆さん,そのご家族の皆さん,中学校や学習塾の先生方
お疲れ様でした。
特に,ここ数週間は,寒暖差も激しく体調管理も大変だったのではないかと思います。(私も少し風邪をひいてしまいました…)
この時期の気候を「三寒四温」と表現することがあります。
これは,3日間ほど寒い日が続いた後、4日間くらい暖かい日が続き、それを繰り返す天候のことです。
では,このように三寒四温になるのはなぜなのでしょうか。
その理由は、春や秋は「低気圧と高気圧が交互にやってくるため」です。理科の授業でも学習しましたよね。
春が近くなると,冬に優勢だったシベリア高気圧が次第に勢力を弱め,代わりにユーラシア大陸の南東部で発生する「移動性高気圧」が偏西風の影響で西から東へ動いて,日本付近にやってきます。
その際,移動性高気圧と移動性高気圧の間は気圧の谷となって低気圧ができるため,同じ天気が長続かない要因となります。
低気圧が通過したあとは、北からの冷たい空気が流れ込んで気温が下がり,高気圧に覆われると,穏やかに晴れて暖かくなります。
こうして寒暖を繰り返しながら、次第に冬から春へと季節が移り変わっていくのです。
泣いても笑っても,あと一か月もしないうちに新年度。
中学3年生の皆さんは高校生に,中学2年生は受験生になり,新しい生活が始まります。
気持ちを切り替えて次の季節に備えていきましょう。