鹿児島県統一模試・宮崎県統一模試・小学生学力コンクール【鹿児島県教育振興会】

夏よ、行かないで

新学期2週目、みなさんどうお過ごしでしょうか?

鹿児島市のまん延防止等重点措置が延長されることになりましたね。

学生のみなさんも、先生方も、保護者の方も、いろいろ考えなければいけないことや、困りごとが多かれ少なかれあると思います。

私も、実は一つ困ったことがあります。

それは、「浜辺の歌」が弾けないまま夏が終わりそうなことです!!

私は5月に趣味でヴァイオリンを始め、以来ギーコギーコと練習しています。

7月に入ってから、練習曲の他に自由曲もレッスンしてもらうことになり、選んだのが「浜辺の歌」でした。テンポが遅くて弾きやすそうで、思い入れがあって、何より、夏らしいから。短い曲でもあるので、夏中には弾けるようになれるかなと軽く思っていました。

その日から私の「浜辺の歌」との戦いが始まりました…。

この曲の難しさは、スラーと移弦がてんこもりなところ。左手はいつもジタバタしています。右手はというと、弓全体をひいては同じ幅で揺れ戻すつくりになっているので、まるで小舟をどんぶらしているようです。

弓はゆったり、でも指先は忙しい。そして私は右手と左手の役割の区別ができない(笑)

そうこうしている内に2ヶ月が過ぎました。結局、「浜辺の歌」の最初のワンフレーズも弾けないまま夏が終わりそうで、大変困っています。暦では夏を過ぎても、残暑厳しい鹿児島なら、9月ぐらいまではまだ許容されるかな…と思っていたのですが、そこで今週の秋の気配。

いやいや、それじゃ困るのです。夏が終わられては! 私は「四季折々」「期間限定」「旬」そういうものを大事にしたい日本人なので。

「鹿児島の夏! オマエ、こんなものじゃないだろう、9月で終わるタマじゃないよな?!」

鹿児島の胸ぐらをつかんで揺さぶりたい気持ちですが,世間は9月。鹿児島も南国らしからぬ秋の涼しさ。

統一模試も、緊張の夏から、夏の情熱そのままに秋へ――。

ああ、早すぎる! 学生のみなさん、どうかやりたいことはやりたいうちに! やれることはやれるうちに! 始められることは早いうちに!

私は初志貫徹を大事にもしたいので、真冬でも「浜辺の歌」の完成を目指していることでしょう。約3ヶ月後、みなさんの成績が伸びていますように、そして私の演奏能力も伸びていますように。お互いひきつづき(け)がんばりましょう!!

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