数楽 第2回「からす算」
トハです。
学生時代,算数や数学に興味を持って,はまっていった当時を振り返りながら,
会社で自身がブログを担当するときは,
未来をになう次世代の皆さんの,算数や数学に興味を持つきっかけになるようなこと
を書けたらいいなと思います。
第2回は「からす算」です。
「999羽のカラスが999ヶ所の浜で1羽あたり999回泣くと,全部で何回の鳴き声がありますか?」
これは江戸時代の算術書「塵劫記」に出てきます。
問題を読めば,答えを求める計算式が「999×999×999」であることはある程度想像がつくでしょう。
しかし,「999×999×999」を電卓などのコンピュータを使わずに正確な答えを出すことは極めて難しいというか,ある程度の時間がかかるのではないでしょうか?
この計算式を工夫して求めるのが今回のお話です。
早速ですが,ヒントは「999=1000-1」です。
でも,999×999×999=(1000-1)×(1000-1)×(1000-1)としてはいけませんよ(-_-;)
余計に難しくなります(笑)
999×999=999×(1000-1)と一部分を変えて計算していきましょう。
こうすれば,手計算でも正確な答えを出せる可能性がずいぶんと高くなります。
興味のある方は自分で答えを導き出してください。
中学入試や高校入試でもこういった問題はよく見受けられます。
特に,私立入試を受ける人は要注意です。
最後になりますが,大人になって社会に出てから,算数や数学の知識そのものを使用する頻度はあまり多くないのかなと感じています。
しかし,AIなどが発展していくこれからの時代にこそ,算数や数学の学びの中で培った「考える
力」が重要視されると思います。
これは算数や数学に限ったことではないのかもしれません。
それではまた次回,乞うご期待!(^^)!