鹿児島県統一模試・宮崎県統一模試・小学生学力コンクール【鹿児島県教育振興会】

やりきる!!

こんにちは,教育振興会の山之内です。

今回は少し長く,受験に対する真面目な話です(笑)

16日は鹿児島県の,そして本日18日は宮崎県の公立高校の志願者状況が発表されました。おおむね弊社の統一模試で予想していた通りの倍率になりました。

生徒数の減少や私立高校の実質無償化の影響などもあり,公立高校全体の倍率は年々下がってきており今後が非常に心配ですが,その中でも変わらずかなり倍率の高い学校があります。

そのような学校では非常に熾烈な競争があり,例年,得点開示の結果をみると1点の差で合否が分かれているケースが多々見られます。弊社の統一模試でも志望者の動向をみると,そのような学校の志望者間の点差はほとんどなく,30点位(500点満点)の間に100人以上がひしめき合っていることもあります。

学習塾や学校の先生から「1つのミスが合否を分ける」と言われたことのある人がいるでしょうし,そのとき「そんな大げさな」と思った人もいるかもしれませんが,毎年,実際に1点の差が合否を分けている結果を目の当たりにしている我々からすれば,非常にリアルな話だと思います。

一方で,自分の志望する高校・学科の倍率が低くて,ホッとした人もいるでしょう。

2月は倍率の発表に加えて,公立の推薦や私立高校・高専の合否が発表され,それまでともに頑張ってきた仲間たちとの分岐が生じる月です。

「一足先にゴールし,次のステージに向けて準備を進める人」

「まだゴールが先で,ここからラストスパートをかける人」

そのような空気の中,「まだゴールが先で,ここからラストスパートをかける人」の中には,まだ結果が出ていないのに今まで必死に取り組んできた受験勉強をやめたり,既に自分の受験勉強を「やりきった」人たちと一緒になって遊び惚けたり,それどころか,これから自分の受験勉強を「やりきろう」と最後のスパートをかけている仲間の足を引っ張ったり。そのような人が出てくると聞きます。

入試は自分の将来について真剣に向き合う瞬間で,恐らく,多くの人が高校受験のタイミングで初めて自分の将来を思い描き,将来の目標を達成するための進路を決定しているはずです。

自分で決めたことに対してベストを尽くす。

つまり「やりきる」ということ。

受験勉強で得た知識は年を追うごとに失われていくかもしれませんが,最後まで「やりきった」という実感と経験は,将来必ず生きてきます。

日頃から子供たちの答案や成績を見ていて,今年の受験生はコロナ禍の中,ここまでよく頑張ったな,と心から感心しますし,この状況下,受験生のいらっしゃるご家庭のご苦労は例年にないものだったと拝察いたします。

本日は鹿児島市内も珍しく積雪がありましたが,公立入試が行われる3月初旬も意外と寒く,過去には積雪のあった年もあります。最後まで気を抜かず,ベストの状態で受験の日をお迎えください。

合格発表の日に各ご家庭が笑顔であふれることを祈念するとともに,既に次のステージへの準備を始めている皆さんの,これからのご活躍を期待しております。

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