不思議!急カーブする台風
こんにちは。教育振興会の亀田です。
今週の18日(月)は「敬老の日」でしたね。
私は,父方母方の祖父母に,豪華なお弁当をプレゼントして,じいちゃんばあちゃん孝行してきました。
父方母方ともに祖父母がまだまだ元気なのですが,その元気なうちにこそ孝行しておきたいものですね(^^)
来月からは稲刈りも始まるので,また祖父母の手伝いに行きたいと思います。
そんな敬老の日もあったこの3連休ですが,台風18号の直撃によって3連休を満喫できなかった人も多かったのではないでしょうか。
全国各地へ影響をもたらしたこの台風18号ですが,実は,史上初めて,日本の本土四島(九州・四国・本州・北海道)に全て上陸した台風となったそうです!!
その進路はというと,
九州・鹿児島県(17日午前)→四国・高知県(17日午後)→本州・兵庫県(17日夜)→北海道(18日昼)
となりました。今までに無かったというのも驚きですね。
また,今回の台風18号の進路ですが,中国大陸に接近したのち,急カーブをえがいて東寄りに向きを変え,日本に直撃しました。
なぜ,こんな急カーブをえがいたのか??
受験勉強にしっかり取り組んでいる生徒の皆さんならピンとくるかもしれないですね。
そう,答えは「偏西風の影響を受けたため」です。
※ここでちょっとした復習(地理編)!
偏西風:中緯度にある高気圧帯から高緯度に向かってふく西寄りの風。
ヨーロッパの気候(西岸海洋性気候)などと一緒にしっかり押さえよう!!
夏は,太平洋高気圧が日本列島を広く覆っているため,偏西風は日本の北を吹いていますが,今の時期は,太平洋高気圧の日本への張り出しが弱まり,偏西風の位置が本州付近に南下しているため,台風は偏西風に乗ることで急激に向きを変え,東へ進むようになるようです。
今回のように、本州付近の偏西風に流されて日本に接近するのは秋の台風によく見られる特徴なんだそうです。
皆さん,わかりましたか?
皆さんが1年生のときに学習した内容で,急カーブをえがいた理由が説明できますね。
このように日常のふとした疑問も調べてみると,学習した内容を使って説明できることが意外とあります。
受験勉強の合間にでも,疑問に思ったことを調べてみてはいかがでしょうか(^^)
※参考資料「ウェザーニューズ」