お気に入りの一冊
こんにちは。教育振興会の渕上です。
日中は少し汗ばむほどではありますが、朝晩は冷えこんできて、
いよいよ鹿児島にも短い秋がきたなあと感じる今日この頃です。
さて、秋といえば、
「スポーツの秋」「食欲の秋」「芸術の秋」など、
人それぞれいろんな「秋」がありますが、
みなさんは「秋」といえば何を思い浮かびますか?
私はもちろん、食欲の秋……と言いたいところですが、
私にとっての「秋」は、「読書の秋」です。
今は秋の夜長に読書をすることを楽しみにしています。
実際に今読んでいるのはこの本。
恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」です。
2017年に直木賞と本屋大賞をダブル受賞した本なので、
すでに読まれた方も多いと思います。
実は私もこの本はすでに何回も読んでいて、とても大好きな小説です。
国際ピアノコンクールをめぐる物語なのですが、
一生懸命であることに幸せを感じることができ、
読み終わった後、心が満たされる作品です。
何回読んでも、読むたびにまた新たな面白さに触れています。
音楽の描写も素晴らしいのですが、
諦められない夢があり、そのために努力することを惜しまない登場人物たちがとても魅力的です。
すでにかなえたい夢がある!
自分のしたいことが分からない…
そんな中学生のみなさんに読んでほしい本の1冊です。
受験生のみなさんは受験勉強でそれどころはないかもしれませんが、
この本に限らず、好きな本を見つけて、息抜きとして本を読んでほしいなと思います。